交流遊びの際、リーダーである6年生に、うまくリードをして欲しいと思います。十分な活動ができず、不満に思っている下学年の子がいるようです。
《回答》
学校は、集団学習の場です。多種類の集団の中に子どもたちを所属させ、活動をして育てていきたいと考えています。昔のように、地域で上級生と下級生が群れをなして遊ぶことがなくなった現在、縦割り班での遊びの場は、とても貴重なものであると受け止めています。
集団の中では、リーダーにはリーダーとしての役目があり、グループ員には、グループの一員としての役目があります。上級生には上級生なりの、下級生には下級生としての…。しかし、みんなの気心が知れて気軽に言いたいことが言えるようになるまでには、結構時間がかかります。また、その過程では、リーダーとしての自覚に甘さが見られたり、下学年の協力が足りなかったり、いろいろな問題が発生します。子どもたちは、それらの問題を解決していく過程で、いやな思いもしながら育っていきます。いつも楽しく、苦労や悩みのない状況ばかりつくられると、免疫力がついてきません。人間関係づくりの免疫力は子どもたちが大きくなったとき、とても大切なものになるだろうと思います。もちろん、「交流遊び」におけるリーダーへの指導や助言は必要なものです。早速、職員室でも話し合い、対策を考えたいと思います。
ご意見、ありがとうございました。 |
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